なんと、飾れる楽しさを味わえるケース飾りです。一般のケース飾りと違い、空のケースと雛飾りの部品類が別々となっていて、ひとつひとつの部品をケースの中に置いて飾ります。
- お顔 - 自慢のお顔はもちろん、表情の良い石膏頭です。
- 衣装 - これでも金襴を使ったお雛さまなのです。きれいでしょ。赤を主体とした女雛と、紫を主体とした男雛の組み合わせです。優雅な光沢をもつ織りで、それは豪華なお雛さまです。重ねも衣装に合わせ、淡い美しい色合いで揃えています。
- 仕立て - 女雛、男雛ともに胴体の心材に桐の木を使用しています。襟元の着崩れが少なく、虫の心配も少なくなるのが特徴です。木彫りの木手を採用しました。目線より低く飾られることの多い雛人形ですので、女雛は斜め上から見たときに、最も美しく見えるよう、流れるような段違いの美しい裾としました。ひときわ優雅さを演出するスマートで美しい袖口、重ねの上品な色合わせも目をひきます。もちろん袖も見えるところだけでなく、中まできっちり縫製されています。衣装は、当然、裏地付きで作られています。五衣は裾の広がりを美しく見せ、偏りが少なくなるよう、上から下まですべてを5枚矧ぎで仕立てています。一番上だけ矧ぎ合わせてあとは1枚もので作られているお雛様と比較すると、手間を掛け、より美しく表現されていることがわかります。男雛は貴族男性の正装である束帯装束(そくたいしょうぞく)を手本とし、石帯(せきたい)、魚袋(ぎょたい)も付けています。袴は、袴に見えるよう布を被せたのではなく、実際に袴を作り着せつけています。もちろん襪(しとうず=靴下のこと)を着用しています。自慢の仕立てです。
- お道具 - 白木のお道具です。桜の柄をプリントしたかわいいデザイン、菱台に足がついているのも特徴です。将来、しっかりお勉強してくれるよう、菱餅のかわりに巻物がのっています(笑。
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雪洞 - ワイン塗り木製枠の高級雪洞を採用しました。樹脂製の雪洞と違い、火袋・台に木製枠を使用していますので、塗り重ねた深い色合い、傷がつきにくいといった特徴、また明らかな見た目の違いがあります。しかも嬉しいことにコードレス式です。単4電池を2本使用します。ひと昔前のコンセント式雪洞と違い、お掃除の邪魔になりませんし、コンセントの近くに設置しなくてはいけないということもありません。明かりにはLED球を採用、同じコードレスの電球式よりも明るく、電池が長持ちする省エネ設計です。形もおしゃれに、火袋の部分を従来のおむすび型から、スマートな逆さ釣鐘型としました。火袋は和紙張りで桜を手描き、ナイロン製プリント柄との違いを出しています。
- お花 - アートフラワーデザイナー菅間薫子先生による手作りの梅の木です。左右に紅白の梅を添え、縁起よく飾ります。またこの梅は枝木にワイヤーが入れられており、枝木のカーブを雰囲気よく、自在にアレンジすることができます。
- ケース - 黒塗り枠のガラスケースです。前扉式で飾りやすいのが特徴です。通常の雛ケースと違い、人形やお道具は接着固定されておらず、空っぽの状態です。お届け時は空のケースと、人形や部品をまとめた2箱でのお届けとなります。
- 人形のサイズ - 三五親王
- 女雛寸法(cm) -幅31(裾)×高さ17(天冠含む)
- 飾り寸法(cm) - 約間口74×奥行き41×高さ48
- 品番 - 27redshinycloth74glasscase
空の状態のケースに親王台、雪洞、お花、お人形、前飾りをそれぞれ飾り付けるタイプの雛ケースです。前扉式で、フェルト張り、金の背景となっています。
雛人形の持ち物もこだわりです。なぜって、女の子の好きな部品の最も喜ぶアイテムのひとつですから。なんと、こんなに小さいのに広げたりたたんだりできる、ワンランク上の檜扇をご用意しました。薄板に胡粉で白く化粧をした上から、縁起の良い紅白梅、松、鶴亀を描き、さらに開閉もできるお姫様の檜扇は、岩槻の小道具職人が作る自慢のアイテムです。女雛にあわせたサイズをセットしていることと、プリントではない完全手描きのため、扇の柄には微妙な違いがあると思われます。ちなみに、写真の女の子が手に持っている扇は三五親王用のサイズです。